¥3,000
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※こちらの商品はダウンロード販売です。(91043926 バイト)
アメリカのカッコいいビジネスマンになりたかった。けれど当時、アメリカは不景気のどん底だった。
とにかく海外に渡りたかった。マレーシアを経由して、なんとなくタイへ。
言葉が通じない。タイもタイ人も大嫌いだった。
それでも帰ろうとは思わなかった。帰るのが、恥ずかしかった。
見よう見まねで会社を立ち上げて、365日働いた。
今ではタイの同業社中、一番の企業だ。
タイでの滞在は、日本よりも長くなった。
色々なことがあった。社員による横領、リーマンショック、ビジネスパートナーの死。
それでも続けている。
いつかタイも下り坂になっているかも知れない。けれど、自分はこれからもここにいると思う。
そう語る小田原さんの目は、20年先の未来を見据えていた。